透析患者さんの「元気」で「長生き」を応援するために、まじめに取り組み、良質な医療を提供していくこと、それが開院以来の変わらない方針です。
 

1)透析専任の医師と適正数のスタッフ

「透析患者さんだけに専念したい」という思いから、医師は一般外来や検診等を一切行っていません。
また、スタッフ(看護師、臨床工学技士)の人数も患者4人に少なくとも1名以上を配置し、安全できめ細かな医療を提供しています。

 

2)必要に応じた透析時間
透析時間は、個々の患者さんの「必要量に応じて透析時間を決める」ため、最長5時間半まで行っています。また、必要量を満たしていても、希望されれば5時間まで延長します。
 
3)毎週行う血液検査など
残念ながら、外来透析患者さんの検査が月額定額制となって以来、検査の頻度が少なくなった施設が多く見受けられます。当院では、「必要な検査は必要なだけ」、たとえば、末梢血や電解質等の検査はすべての患者さんに毎週欠かさず行い、速やかに治療に反映させています。
 
4)透析液の清浄化
血液透析では、透析液と血液が透析膜を介して接しており、「透析液に含まれるエンドトキシンなどの不純物が体内に移行する」ことにより、患者さんの寿命にも悪影響があります。当院では、たとえば、透析液は幾重ものエンドトキシンカットフィルターで「極限まで清浄化」しています。
 
5)安全へのこだわり
医療を行う上で「安全がなによりも優先」されるべきです。 全自動透析装置の導入により、透析操作が安全確実になりました。しかし、それでも万が一の事故を避けるため、開始や終了ができるだけ重ならないようにしています。これも、当院なりの安全へのこだわりの一つです。 また、いくらシステムが優れていても、汚染事故等の可能性は否定できません。そこで、年に数回以下しか行っていない施設が大半の中、当院ではさまざまな場所のエンドトキシン濃度測定と細菌培養検査を2週間に一度ずつ行い、透析液の安全性を可能な限り確保しています。
 
6)「元気」で「長生き」のために
1年間の全透析患者中の全死亡患者の割合 (年間粗死亡率)は2008年の全国平均9.6%に比べ、当院での2008年の年間粗死亡率4.8%、開院後11年間の平均4%未満と明らかに低い結果となりました。また、透析を始めて満5年の透析患者の生存率(新規導入患者の5年生存率)は2008年の全国平均59.9%に対し、当院での開院以来の新規導入患者の5年生存率87.2%と際立って高い結果を示しました。当院では、「自分の家族、身内なら」をすべての判断の基準として、今後も透析患者さんの「元気」で「長生き」を応援していきたいと考えています。